こんにちは すずごんです。
今回は、さる先生こと坂本良晶先生の
『MISSION DRIVEN 回転寿司チェーンで売上トップだった転職教師の僕が、ツイッターで学校の「ブラックな働き方を変えていく話』
という本を紹介します。
タイトル、長すぎですね。笑
タイトルで、どんな内容なのか、全てを表しています。
このブログでは、この本を読んでボクが、
「自分なりの気づきがあったところ」
「新しく得た知識」
「行動に移したいこと」
などを紹介します。
この記事を読んで興味をもった方は、実際にこの本を読んでみてください。
もうすでに読んだ方は、あなたの気づきと、ボクすずごんの気づきを比べて比較することで、
より深い読書体験になると思います。
是非、最後までお付き合いください。
著者 さる先生の、小学校の先生になるまでの経歴が魅力的
さる先生こと、坂本良晶先生は、現在、小学校の先生をしています。
さる先生は、学生時代、くら寿司でアルバイトをしていました。
そして、アルバイトながらににして店長を任されます。
さらにその店を軌道に載せたことにより、もう一つ他の店の店長にもなりました。
大学生アルバイトにして、店長の掛け持ち。
すごすぎますね。さる先生も、まかせたくら寿司も。 笑
その店であるトラブルが起こります。
新しく赴任した店舗は、非常に評判の悪いお店だったのです。
お店はきたない、アルバイトがどんどん辞めていく、アルバイトの態度は悪い。。。
そこで、スーパーアルバイト店長のさる先生は、まず「新しいアルバイトの確保」と「新人アルバイトの教育」に力を入れて、お店を立て直すことに成功したのです。
そんな経歴を経て、小学校の先生になったさる先生。
そこで気づくのです。小学校の現場と、くら寿司の現場はよく似ていると。
小学校でも、まさしく人手不足。
小学校の教員採用試験の倍率は、2倍をきる地方もあり、全国的に「先生になりたい」と思う若者は少なくなっています。
また、心を病むなどして、教師の仕事をやめていく先生も多くなってきています。
くら寿司という民間で得た経験を、教育現場でどう生かしていくのか!?
さる先生は、くら寿司と同じように、「教師になりたいという若者を増やすこと」「若手の教師を教育すること」を軸に、学校現場を変えていこうと挑んでいる人物なのです。
どうですか?面白そうでしょ!?

EDtechで、教師の仕事量が減る!?
EDteach(エドテック)という言葉をご存知でしょうか??
education(教育)の問題をTechnology(テクノロジー)で解決していこうというものです。
他によく似た語源ものだと、金融+テクノロジーのFintech、医療+テクノロジーのMedtechがあります。
では、実際には、どういうことが実現できるかというと、
プロジェクターで写真や資料をすぐに掲示できたり、生徒の書いたプリントを一瞬でホワイトボードに映したりすることができます。
児童生徒一人に一台のタブレットが整備されると、さらに効果が高まります。
理科の実験の様子は、電子教科書で動画でみれます。
また、自分たちで行った実験をクラスの仲間に発表するとき、従来通りの「ノートに書いて」「ポスター」「プレゼンテーション」「動画」など様々な選択肢のなかからよい方法を選んで、発表することができます。
こどもたちが自分で「発表方法を選択できる」というのは、これまでの授業では、なかなかできなかったことですね。
ここからは、この本には載っていない内容になりますが、
・連絡帳の代わりに専用アプリで写真付きで子どもたちの様子を保護者に伝える。
・授業でわからない言葉があったら、その場で子どもたちがネットで調べる。
なんてことも、普通になるかもしれませんね。
将来的には、「授業がうまい先生の授業をオンラインで全国で見る」なんてこともでてくると思っています。
そして、これらの内容は夢物語ではありません。
だって、技術的には、今ある技術で全てできるからです。
コロナ禍の中で一気にオンライン授業というのが普及したように、何かきっかけがあれば、一気に普及すると思っています。
「色画用紙にマジックで書いた短冊の裏にマグネットを貼って、黒板に貼る」なんて手間はなくなっていくんでしょうね。
こういった手間がなくなり、本来、教師が本当に時間をかけて行わなければいけない、「子どもたちと向き合う」ことに、腰を据えて取り組めるようになることを期待します。

「垂直思考」と「水平思考」という考え方
「垂直思考」とは「ひとつの論理を追求していく思考。新しい発想はうまれにくい」
「水平思考」とは「別の視点から論理を追求していく思考。新たな発想を生み出すのに有効」
教師という仕事は、マジメな人が多いからか、教育という分野について、読書をしたり、研修を受けたりと、重点をおいて学んでいることが多いです。
(ボクの周りだけかもしれませんが。)
まさしく、垂直思考ですね。
教育について研鑽を積むことももちろん大切ですが、世界はそんなに狭くありません。
「子どもたちが大人になったとき、半分の子どもは、今、この世の中にない職業に就く」なんてことも言われています。
ボクが子どもの頃、YouTuberなんて仕事は影も形もなかったですよね。
しかも、これからは加速度的に変化していきます。
そういった世の中を生きる子どもたちを教育するには、柔軟で幅広い経験や感性が、今の教師には求められることになります。
そう水平思考をもった教師です。
では、そうやって、水平思考を持てばいいのでしょう??
もちろん実際に様々なことを教師自身が経験できたらいいのでしょうが、時間には限りがあります。
ボクは、積極的に教師以外の人と出会う機会を設け、いろんな人の話を聞くようにしています。
そこで「オンラインサロン」を有効活用するのが、オススメです。
社長さんや海外に住む人、さらに老若男女、いろいろな人と気軽に出会うことができます。

まとめ
この本は、教師以外の仕事で結果を出したことがある人の教育論が学べる一冊でした!
これまでにない視点で、現代、そして未来の教育について考えることができました。
自分とは違う視点で、物事を考えることができるという、読書の醍醐味を味わえました。
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